春の息吹が感じられる季節になると「何となく調子が悪くて疲れがとれない」という経験をしたことはありませんか?「木の芽時」とも呼ばれるこの時期ですが、原因のはっきりしない頭痛やめまい、肩こりや疲労感を訴える人が意外と多いようです。そこで、今回は春先の体調不良の原因と対処法についてご紹介します。
春先は寒暖の差が激しく、昼間の時間が少しずつ長くなります。このような自然の変化がもたらす身体への影響とともに、3月は卒業や就職など周りの環境が大きく変わり、心に緊張感が訪れる時期でもあります。こういった心身への刺激は、私たちの身体の自律神経やホルモン・バランスをも刺激します。冬眠から目覚めた生き物と同じように、春になると人間の身体も内臓の消化吸収機能が活発になり、肝臓にたくさん血液を送るなど忙しく働きはじめ、こうした働きは自律神経と深く関係があるため、そのバランスが乱れることにより、さまざまな症状が引き起こされるのです。
さらに、ホルモン・バランスを崩しやすい女性は、この時期に肌荒れや不眠、理由もなく落ち込むなどの症状があらわれやすいと言われています。
春先の不安定な時期をうまく乗り越えるためには、自律神経を安定させる生活をすることが第一です。そのために大切なひとつが十分な栄養素の摂取で、神経を休めるビタミンBや、抵抗力を高める助けをするビタミンC、自律神経をコントロールする効果があると言われるビタミンAとEなどです。これらのビタミン類は、レバー、豚肉、サバなどの青魚、緑黄色野菜などに豊富に含まれていますので、積極的に摂ることをおすすめします。
また、不規則な生活は自律神経の乱れを助長してしまいますので、毎日なるべく同じ時間帯に床につき、朝、窓から朝日をたっぷり浴びるようにして、身体が季節の変化に早く慣れるように助けてあげましょう。眠る前にぬるめのお風呂にゆっくり入ることも大切。高ぶった自律神経を沈静させ、寝つきをよくする効果が期待できます。
心身の乱れを整えて体調不良を乗り切り、暖かくなってきた日差しを楽しめたら素敵ですね。
スコヤカアドバイザー(看護師)