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第七条 早朝の血圧に注意せよ |
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血圧とは、「全身を循環する血液が、血管壁に与える圧力」と定義されています。人間のからだは、約60兆個もの細胞から成り立っています。その細胞の一つひとつが活動するためにはエネルギー源となる酸素や栄養が血管を通じて血液により運ばれ、不必要となった炭酸ガスなどを受け取って心臓にもどってきます。この流れを体循環と呼びます。
また、心臓から肺に血液を送り、炭酸ガスを新しい酸素に交換してもどってくるのが肺循環です。このような循環を支えているのが「血圧」です。
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WHO(世界保健機関)の定義によれば、正常な血圧とは最高血圧が140mmHg、最小血圧が90mmHg未満。高血圧は、最高血圧が160mmHg以上、最小血圧が95mmHg以上で、正常血圧と高血圧の間を境界域高血圧と呼んでいます。
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高血圧は、心臓が一度に送り出す血液量(心拍出量)の増加、血管の弾力性の低下、血管の内側が狭くなり血液の流れが悪くなって血管に抵抗性が生じたり、血液の粘りの度合いの増加などが因子となります。血圧は一日のうちに上がったり下がったりを繰り返しています。通常、血圧は朝が高く夜寝ている間は低くなっています。
これは睡眠中は、自律神経は“副交感神経”に支配されて体は休息状態に入っていますが、朝になると“交感神経”が働き始め血管の収縮、心拍数の増加など目覚めの準備が始まります。これに伴なって血圧も急激に上昇します。
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日中の血圧がやや高い程度でも、特に早朝の方が上がり方が著しく、朝と夜の上の血圧を足して割った平均値が135以上、差が15から20以上あれば、早朝高血圧であると考えられます。
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特に朝方は睡眠中の発汗などによって体内の水分量が減っているため血液がドロドロと固まりやすくなっており、早朝に動脈硬化から心不全や心筋梗塞、腎不全を、細血管障害からの脳出血などの循環器系の命にかかわる病気を引き起こすリスクが高くなるといわれています。
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高血圧は自覚症状が無いので放置される傾向にありますが、多くのリスクをはらんでいます。すぐに薬に頼るのではなく、高血圧の原因を除去することが先です。塩分過多ならば塩分摂取を控えめに、肥満が原因であれば食生活の改善と運動で、適正体重にすることによって血圧を下げる効果が期待できます。健康長寿の第七歩目「早朝血圧に気をつけよ」です。
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