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健康知っ得情報 「伝統料理と郷土食」
矢島 恵美子先生 |
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平成元年(株)ニッコクトラスト入社、国立オリンピックセンター勤務。
退職後、現場経験を実習に取り入れ学習指導にあたる。若者向け雑誌「Happie nuts」などの
栄養アドバイスを手掛ける。
織田学園
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各地のおもな郷土食 〜九州・沖縄地方編〜 |
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九州・沖縄地方は、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県の8県で構成されています。周囲を日本海、東シナ海、太平洋の3つの海に囲まれ、夏は暖かく降水量が多く、冬は寒く降水量が少ない気候が特徴です。
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玄界灘に面した福岡は、九州の中で最も気温の下がる地域です。その目の前に広がる海からは、新鮮な魚介が豊富に上がります。さばの漬けの「ごまさば」、糠味噌で炊いた「糠味噌炊き」、そのほか鶏を使った「鶏の水炊き」「がめ煮」などが特徴的な郷土食です。
佐賀は、北を玄界灘、南を有明海に挟まれたところです。
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福岡と同じく玄界灘で水揚げされた魚介類が豊富です。江戸時代には、鯨漁も行われていたことから「くじら料理」が存在しました。捕鯨が禁漁になるとその習慣も薄れ、今では「くじらの軟骨の粕漬け」だけが名残とされています。 長崎は、温暖で一年を通じて魚介類・野菜・果物が豊富です。またここは、外来文化の影響を大きく受け、「卓袱料理」が郷土食として食卓にも上がります。「長崎チャンポン」は、広く知られています。
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熊本には、素朴な郷土料理が多く、「万匹(しいら)」「ずいき(芋の茎)」を用いたり、ほかに「辛子レンコン」「ひともじのぐるぐる(小ネギの酢味噌和え)」「豆腐の味噌漬け」「いきなりだご(さつまいもを包んだまんじゅう)」「芋田楽」などがあります。
大分も素朴な郷土料理が多く見られます。少量の米を食い延ばした習慣から生まれた「団子汁」「ほうちょう」「やせうま」などの粉食があります。佐賀関周辺で捕れるアジ・サバは、「関アジ」「関サバ」として全国に名産品として知れ渡るほどになっています。
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宮崎は、海の幸と山の幸にも恵まれた温暖な気候の地域です。シイタケとカボチャが特産品なので「シイタケ料理」「カボチャ料理」があり、ほかに小魚を使用した「冷や汁」、「いのしし料理」「あゆ料理」が郷土食となっています。
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鹿児島は、火山灰の積もった土壌に作物は育ちが悪く、台風の影響も受け、江戸時代には困難な食生活が多かったようです。したがって、やせた土地にも栽培可能な「サツマイモ」は、貴重な食べ物とされました。また、サツマイモを原料として焼酎も作られ、地酒として提唱されるようになりました。ほかに、タケノコを用いた「しゅんかん」、豚あばら肉を煮込んだ「豚骨」、酒をたっぷり使って五層に重ねた「酒ずし」などが郷土食に上げられます。
沖縄は、南国風土の気候で、中国や台湾の文化的影響を受けた地域です。また、戦後には、アメリカの食文化も広がりを見せています。ここには、独特の沖縄料理として「ラフテー(豚の角煮)」「味噌煮豚」「ソーキ汁」「ティビチ(豚足)」「ゴーヤーチャンプルー」「豆腐よう」などが郷土食の伝統として受け継がれています。
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