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健康知っ得情報 「ニホンミツバチの秘密」 監修:富永朝和さん |
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蜂をこよなく愛し、蜂と共に生活し、蜂そのものが大好きで、蜂の視線で蜂と心を通わせ、蜂の性質を知り抜いている。日本蜜蜂の性質を知り抜き、その養蜂技術は日本の第一人者とも言われ、信州日本みつばちの会の会長を務める。
テレビ番組にも多数出演し、全国各地での講演、執筆などマルチな活動を展開。
主な出演テレビ番組
NHK:「たべもの新世紀」、「ひるどき日本列島」
テレビ東京:「誰でもピカソ」
日本テレビ:「所さんの目がテン!」
TBS:「どうぶつ奇想天外!」、「アッコにおまかせ!」その他多数
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子に本家を譲り種族を守る蜂社会 |
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外敵のスズメバチは「必殺布団蒸し戦法」でやっつける。
ニホンミツバチは蜂に寄生するダニに強いばかりでなく、病気にも強い事が証明されています。セイヨウミツバチがチョーク病という病気にかかることがありますが、ニホンハチミツがかかった、と聞いたことが一度もないそうです。
ニホンミツバチの恐いのはダニや病気よりもスズメバチ類です。
キイロスズメバチはミツバチを捕らえ、肉団子状にし巣に持ち帰り自分達の餌にしてしまいます。キイロスズメバチの狩は必ず獲物に会えるミツバチの巣の前でホバリング(停止飛行)しながら襲撃チャンスを狙います。経験の浅いキイロスズメバチは的を絞って上手に攻撃が出来ないでいますが、熟練したキイロスズメバチは門番蜂には目もくれず、何も知らず背を向けて帰って来るミツバチの隙を襲い、空中戦でしとめてしまいます。
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巣の方では、キイロスズメバチがこちらに来ないように門番蜂が「着地したら大変なことになるぞ」と、キイロスズメバチが嫌がる、腹部を高く上げて左右に振る「振身行動」にでて目をくらませます。それを無視して着地しようものなら大変です。まず、ニホンミツバチ数匹が走りよりこのキイロスズメバチに取り付き、後はみるみるうちに加勢が加わりキイロスズメバチを芯にしたボールが出来上がります。その数100〜300匹といわれています。食い殺すのではありません。ニホンミツバチの発熱で芯が47℃近くまで上がりキイロスズメバチは乾燥機の中に入ったようなものですからこの熱で乾燥死してしまいます。これを「必殺布団蒸し戦法」と名づけた先生がいます。外来のセイヨウミツバチはこの対抗方法は持っていませんが、ニホンミツバチは持っているのです。やられっぱなしでは、自分達の種族は大きくなりません。ニホンミツバチはこんなに外敵に対して頑張っているのです。
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種族を守るために娘に家を譲ります
ニホンミツバチ達も自分達の種族を大きくしてゆかなくてはなりません。外敵はたくさんいます。その手段が分蜂です。春になり日が長く、気温も上がってくると巣板の下部に王台(女王蜂専用ハニカム)が作られ女王蜂の産卵が盛んになります。しばらくすると新しい女王が誕生します。一つの巣に一匹の女王蜂しか要りません。新しい女王蜂が誕生すると親女王蜂は群れの半数近くの働き蜂を引き連れて巣を出て新しい巣を作ります。これが分蜂です。人間社会の分家なら本家が土地を提供するか家屋を作ってやって独立させたものです。ニホンミツバチは土地も家も娘に譲って出てゆきます。麗しき親子関係でありませんか。 |


ミツバチは花に何を求めて行くのでしょうか?
ニホンミツバチは比較的高所に住み、固定飼育するため色々な花のミツを集めてくるので蜜を「百花蜜」とも称される所以です。これに対してセイヨウミツバチは一種類の花(単花)から蜜を集める習性があるので単一花の蜜を集めやすいのです。ミツバチは花の蜜だけではなく蜜と花粉を集め、花粉も重要な食料です。花粉を集める蜂は雄シベの中で戯れ、次いで花の前でホバリングしながら体毛についた花粉をブラシで集め、後肢の花粉バスケットに吐き出した蜜を『つなぎ』に「ダンゴ」に丸められてゆきます。これを巣に運ぶと貯蔵係りの蜂に移され貯蔵係りの蜂が花粉を巣房に入れます。
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蜂もマーキング?
蜂はたくさん花がある中で同じ花に行く事はありません。それは吸蜜した花に大顎から化学物質を出して臭いのマーキングをしているからです。ですから次に同じ仲間が来ようとすれば、「もう私が作業しましたよ」と言うことを知らしてあげる事ができるのです。
また、花がたくさんあって、他の蜂に花のある場所を教えるためにダンスを踊り距離と方向を知らせているとも言われています。
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ミツバチの燃料は何ですか?
ニホンミツバチは秒速6〜8mくらいの速さで飛ぶといわれています。1回の飛行距離が5km、一日10回、50kmです。こんなに飛んでいるので集めた蜜を全部自分で消費してしまうと思われがちですが、現実にミツバチは蜂蜜を巣に貯めています。しかも、運搬に花粉玉や胃に蜜を貯めて飛んでくるのですから本当に重労働です。そして、採蜜された蜜は全部貯蔵係のミツバチに渡してしまうのです。働き蜂は外出の際、燃料用の蜜をもらって出てゆくと言われ、少量の燃料用蜜を効率よく利用して生活していると考えられています。
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