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健康知っ得情報 「薬膳ってなんだろう?」 監修:矢島恵美子 先生 |
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平成元年(株)ニッコクトラスト入社、国立オリンピックセンター勤務。
退職後、現場経験を実習に取り入れ学生指導にあたる。若者向け雑誌「Happie nuts」などの栄養アドバイスを手掛ける。
織田学園 |

自然界の体を元気にする食材を薬膳に |
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薬膳とは中国における食事療法です。でも薬膳という言葉は日本で作られた造語で、もともとは中国にはなかった言葉です。1980年10月西安の会議の後「薬膳」と命名されたので、それ以前の中国の辞書には出てきません。中国は薬膳が特別なものではなく、当たり前のことだったからです。中国では日常買い物する市場に生薬が並べられ、韓国でも高麗人参が野菜のごとく売られているのを見ることができます。
それでは私達日本人の食生活はどうでしょうか。精がつくからといってニンニクを食べたり、菊の花でも食べて心を落着かせるか等と言って、菊の花のお浸しを食べたりした事がありませんか。また、冬の寒い時体を温めるためにショウガを擦りおろし、生姜湯として飲んだ記憶はありませんか。
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ニンニクは大蒜(食味=辛、食性=温、主成分のアリシン、ニンニク酵素、ビタミンB1により健胃、解毒作用、菌やインフルエンザウイルス等の抑制作用がある)、菊の花は菊花(食味=甘、食性=平、解熱、鎮静作用、血圧降下作用など)、ショウガは生姜(食味=辛、食性=微温、乾姜=温、芳香性健胃薬として新陳代謝の機能を促進、乾姜はお腹の冷痛、腹痛、下痢に用いる)として立派な生薬です。ですから私達の食事の中には薬膳の思想が入っており、薬膳は普通の家庭料理です。自然界の体を元気にする全ての食材を薬膳として考えています。
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食品には、(1)炭水化物、タンパク質などのような栄養素としての働き(第一次機能)、(2)甘い、しょっぱい、食材の色、など人間の五感に訴える働き(第二次機能)のほかに、(3)人間の健康、身体能力、心理状態に好ましい影響を与える働き(第三次機能)があります。例えば、私達が食べている蕎麦には食物としての栄養価と共に血圧を下げるという機能=「食効」を示す成分ルチンを含みます。このような食効を体系化し、医食同源の思想の基に食べ物の持つ性質〔寒、冷、平、温、熱〕や食効を生かした料理で、自然界にある体を元気付ける全ての食べ物を使用して体系的に考えたものが薬膳といっていいでしょう。薬膳には薬膳食、薬膳茶、薬酒などと称して健康を気遣う商品が出ています。
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